carmine跡地

はてダの跡地です

あなたに会えてよかった

昨日10/16日の昼公演を見に行ってきました。そう・・・幕末蛮風です!
おもしろかったよー。笑えて、泣けて、楽しくて、悲しくて。
お話の内容はネタバレになっちゃうから下に隠します。

そしてこの10月16日はなんとおーちゃんの入所日だそうで(!)。全く気付かずに観劇していました。ご、ご、ご、ごめん。カーテンコールでおーちゃんが一歩前に出て、「えー、この、良き、10月16日に・・・」と話し出したときにもさっぱり気付いておりませんでした。心の底から驚いてしまいましたよ。
事務所に入って11年。おめでとう。舞台すっごく良かったよー。こうしてこれからもおーちゃんを見ていられたら幸せだな。



おーちゃんの沖田はめちゃめちゃかわいい沖田でした。吸血鬼役と聞いて想像していたのよりもずっとずっと人間らしい組で、近藤さんも土方さんも素敵だった。二人が散るシーンは、沖田も号泣だけどこっちも号泣。そしてその後、近藤さんの刀を右手に、土方さんの扇を左手に、泣きながら(私には沖田が号泣しているように見えた)斬りまくる場面はもっと泣けた。
クライマックスはなんていうか4月に明治座でかかった『あずみ』を思い出してしまいました。あー、私『あずみ』大好きだったもん。バンプーなんて好きに決まっているじゃないか。「泣ける殺陣」に弱いのです。思いの全てをかけて振られる刀に、涙せずにはいられない。


ヒロインの「桂」(けい)が妖刀村正にとりつかれる殺陣シーンが森田嬢本人ではなくダミーだったことにがっくりしました。うーん、なんで本人がやらないんだろう。刀に魅入られ常人離れした動きで刀を振るうという場面なので、あの殺陣を本人がやるとしたら相当大変だと思う。力を見せつけなければいけないし、必死な顔で動いたりとかできないし。けれど、それにチャレンジするのとしないのとでは伝わる感動がずいぶん違うと思うんですよね。どうも桂に感情移入が出来ないまま終わってしまいました。桂の悲しみがもっと胸に迫るものであってほしかった。




やっぱりそこかしこで『あずみ』と通ずるものがあったと感じました。沖田=あずみ か。日本人ならではの物語だよなあと思いました。似てるけど違うし、それぞれの人生もまったく別のもの。
なんかさあ!たまらないよね、人々の思いを独りで背負って戦う主人公・・・!
だからこそ演者が全員全力以上の本気出してくれなきゃいやーんだ。