carmine跡地

はてダの跡地です

二年前の月テレを見てたら。

深夜にガサゴソやってたら、二年前の月テレが出てきた。Hアルバム発売のときのふたりね。
こーちゃん超茶髪ー!そして結構ロン毛…あ、そっか、この頃って外ハネ魔女っ子ヘアにされてたあたりか。思い出すわぁ、外ハネぴょこぴょこ魔女っ子頭で登場したHコン大阪二日目の衝撃。つよしはチリチリパーマで赤メッシュだ。この頭見るとソメイヨシノ思い出すなあ。
つよしは最近こーたんを「かわいいもの」と捉えているんじゃないかとボンヤリ思ったりしてしまう程のかわいがりっぷりですが、この頃はまだちゃんと「かっこいいもの」として見てる気がする。かっこいいにしろかわいいにしろこーたんに夢見てるのは相変わらずだけどな。でもねー、もう15年一番近くにいる人間が今でもその相手に夢見ていられてるってことはですよ、夢を見させてくれるような良い男だってことですよね。逆方向の矢印に関しては言わずもがな。あの雪崩顔見りゃわかるわ。良いコンビである。
私が見てた雑誌のこの2005年末からまだたった2年しか経っていないけれど、ふたりのスタンスはものすごく変化してるよなあ。変化したっていうわけではないか。リラックスした彼らが見えるようになったのかな。今のふたりがあんなにかわいくなっちゃってるのって、その現れですよね。楽しいなあ。キンキの10周年は記念ツアーがあるわけでもなく、たった一回イベントをやっただけであっさり終了したように見えるけれど、ある意味とてもキンキらしい10周年だ。不器用なふたりがひとつずつコツコツと着実にしっかりと踏みしめて歩いてきた場所が、道になった。いつの間にか道になってた。少し前までは自分がどこに立ってるのかどっちを向いているのか、ふたりがいる場所がどこなのかよくわからず、ぼんやりとした中でなんとなくふたりのほうへ手を伸ばしてた。でも今は、なんていうかねー、手を繋げてる気がするんですよ。
私、2003年の秋にキンキファンになってからずっと、私とキンキは良い関係だなーって思ったこと無かったです。ぶっちゃけ。ふたりを外側から見てるただのオーディエンスだったと思う。キンキって何なのかも実際のところよくわからなかったし。そうは思いたくないけれどもしかしたらただ萌えのためだけに好きなのかなあって考えたこともあった。よくわからなかった。その都度その都度、キンキについて必死に考えながらここまで来た気がします。
「今のキンキにぴったりの曲」
そう言われても具体的に何がどうだなんて全くピンと来ないし。
「今回の曲もまた難しい」
いや、そんなんべつにどうでもいいんで。
何かがズレた感覚がずっとあった。彼らはキンキをどうしようとしているのか、私がこれから先キンキに求めるものは何なのか、方向性っちゅうもんがフワフワと実体の無いものに思えておりました。「キンキキッズは大切な場所」「帰るべき場所」「もっといろんなことができる」そう言われ続けても、だから何?何も変わらないよ?どうしたらいいの?どうしたいの?それがよくわからなくなってた。考えるのにも疲れて飽きて、近頃は深く考えるのもやめたし雑誌も写真をただ眺めるのみと、どうにもこうにも盛り上がらないテンションでおりました。そんな自分がすごく嫌だった。私ね、一度熱すると冷めないんです。ていうか冷めるのが嫌なの。冷めていってる自分に気付くとすごく寂しくなるし、虚しいなあこんなもんなのかなあ人間の感情って、とやりきれなくなる。一度本気で好きになったものは一生好きでいたい。自然消滅っていうのが一番気持ち悪い。そういうねちっこいタイプなのです。だからキンキに対しても淡白になりたくないし、もしかしたらこのまま熱がなくなっていくのかもと思うと人生からひとつ楽しみをなくしてしまうような気がしてた。いやだな、と。ずっとキンキを好きでいたいなーいられたらいいなーと思ってたのに、もしかしてこのままフェードアウトしてしまうの?いや、まさか。そんなはずは。そんなことを思って猛烈に寂しくなったりしたこともある。

でも今はなんていうか、違うんだよなー。何の不安もなく、私たちは互いに愛し愛されてるしこれからもっともっと楽しいことがたくさんあるよ、と思える。皆で手を繋げてる気がする。だからもうなーんにも気にならない。あとひと月で冬コン始まって、年明けはSHOCKで。そうして普通に過ごしてゆけることがなんだかすごく幸せ。イライラカリカリしなくても、私達は私達のペースでこの先もずっと歩いて行くんだなあって思える。もどかしいことも納得いかない不思議なこともまだまだあるけど、きっとひとつずつ越えていけるんだろう。力まずにそう思えるようになって、これってとても幸せなことなんだなと今はしみじみ思う。


あれ、なんでこんなこと書いてんだか自分でもよくわかんない。書き始めたときはこんなことになるはずじゃなかったのに!
あまりに「Φ」が好き過ぎて脳みそドロドロなんだと思う。一周聴き終わるたびに幸せを実感しております。こんなアルバムを聴くことができる日が来るなんて、キンキ好きでいて良かったー生きてて良かったーと本気で思ってる。だってまるでふたりで一ヶ月ロンドンレコーディングしてきました、みたいなアルバムなんだもの。