carmine跡地

はてダの跡地です

生きること、生きていくこと

大切な友人の大切な人がいなくなってた。
明け方、彼女と電話でたくさん話した。
生きていこう、生きていこう、と互いに声に出して言った。


あまりのことにぼんやりしながら電車に乗った。あ、昨日とほとんど同じ服を着て出てきてる私。そんなのどうでもいいけど。通勤という日常の中に身の置き所がなく嵌めたイヤホンから、「春涙」が流れてきた。電車の中で窓に向かって立って、伏せた顔を髪で隠して泣いた。彼女がかわいそうなのか私自身が悲しんでるのかそういう感情ももちろんあるのだろうけれど、よくわからないけど涙が出た。生きていることって奇跡なんだ。今こうして息をしてることの意味を、人生の意味を。