carmine跡地

はてダの跡地です

自由だ

KinKi Kidsらしさ」に囚われなくなったら、こんなにも「KinKi Kidsらしい」アルバムになりました。


L album(通常盤)

L album(通常盤)

所謂「KinKi Kidsらしい」と言われる曲が殆ど入っていない。どうしちゃったの?なんでこんな、突然自由なの?びっくりした。そしてその驚きを吹き飛ばす更なる驚きと喜びが、そういういかにもな曲が全く主張していないのに、それなのに、ものすごーーーーく「KinKi Kids」なんです!
これを待ってた!
私はこれを待ってたんだ!
KinKi KidsKinKi Kidsを壊して放たれるそのときを、私は待ってた。
それは今だ。
嬉しい事に、私が待ち望んだそれはKinKi Kidsを終わらせたりはしなかった。もっと広い世界にふたりは連れ出してくれた。壁で囲まれた世界の向こうへ一歩踏み出した日が、今日だ。こんなに嬉しい事がある?「ここまでかも」と思ったその先に、もっともっとずっと道は続いてた。可能性という希望で突然世界は照らされた。未来を向く事ができるってこんなにも嬉しいことなんだ。
はー、このアルバムすごい。
価値観を覆すアルバムだ。
こんなにすごいアルバムになってるなんて思ってなかった。
これは、わたし、納得してしまった。これを1年以上かけて作ってたら、お互い離れてる感じも無いだろうし「KinKi Kidsは久しぶり」感も無いわ。これは、無いわ。だってこんなアルバムずっと作ってたら、ずっとKinKi Kidsを感じて暮らしてるはずでしょ。こーちゃんもつよしも、この2年ずっとKinKi Kidsを感じてKinKi Kidsを歌いながら過ごしてたんだ。それが、はっきりとわかる。聴いてると伝わってくる。
こんな素敵なアルバム作ってくれてありがとうKinKi Kidsさん。
なんか私、トンネル抜けた気がする。モヤモヤしてたもの全部、飛んでいってしまった。
どっこにも力が入っていなくて自然体。
そうかぁ、これが「今」のKinKi Kidsなんだ。
こんなにもしなやかでつよくて、そしてものすごく優しい。ふたりとも。