carmine跡地

はてダの跡地です

あずみReturns

8日夜の部で今年初観劇してきました。あずみを演じる黒木メイサちゃんのパワーは相変わらず真っ直ぐで力強かった。それにしてもメイサちゃんはわずか1年でまた綺麗になったなー。昨年は幾分かふっくらと子供っぽかった頬も今はスッとシャープになりより小顔が際立ってました。そして変わっていない素晴らしい太腿・・・!眼福。って真っ先に書くことかよこれ(笑)<太腿


開場前に会場で行われたバックステージツアーに参加してきました。
4時から約20分弱の所要時間でしたか。まず3階*1の右通路奥の入り口で靴を脱ぎスリッパに履き替えて舞台裏へ。扉を開けた瞬間普通に荷物がごろごろ置いてあってまず おお、と思う。大きいボビンみたいなのにマジックで「RUP」*2って書いてあったり。ちょっと入っただけでもうそこは舞台上手袖でした。わー袖だ、袖にいるんだ自分、と思うとなんだかドキドキします。そのまま上手袖から出て舞台中央へ。そこで明治座の方が舞台装置や劇場の説明をして下さりました。3階客席上にある調整室の説明で、実際ステージ上にいる私たちに照明室からピンスポをあててくれたりして面白かったです。ピンスポは1台で家一軒分程度の電力を使っているそうで、もの凄く眩しかったです。あんなライトを正面からあてられて役者さん達は大変だなあ・・・明治座の方が「このライトを何本もあてられている役者さんは文字通り光り輝くようです」とおっしゃってましたが本当にその通りですね。客席のライトが落ちた状態でピンスポだけ、という状態だと客席なんて全く見えません。さすがに最前列の人は見えそうだなと思いましたけれど、2列目以降は全く見えないし目が合ってるかどうかもわからないんじゃないかしらーと思いました。舞台上から見る客席は思ったよりも狭く感じたかな。客席から見ているよりも圧迫感がありました。ステージは奥の幕が全部上がっていて完全に裏が見えている状態でした、棚に角材や様々な資材がおさめられてまして、本番ではこれは幕を下ろしてしまうので見えなくなります、と。今回のあずみのようなセット転換が無くひとつのパターンのみで数場面を表現するタイプの舞台のことを「構成舞台」と言うそうです。セットで風景や場面を表現するのではなく、舞台を黒くすることで客席に場面をイメージさせる。舞台上では「黒」は「見えていない」ということで*3、見えていないから自由にイメージさせることが出来るということだそうです。舞台の下は深さ20メートルほどあり、せり は中二階*4部分から上がってきます。楽屋もその中二階部分にあり、役者さんは楽屋からそのまませりにスタンバイするようになるということでした。あとは・・・フライングは人力だということや立ち位置などを印す ばみり の説明などもしていただきました。「Fly」って書いてあるばみりがあって何だろうーと気になっていたのですがそれは本番で解消されるのでした。『あ、あのばみりはそれ用だったのか』って解るのってなんだか楽しいです。
上手袖には爺の灰色の羽織(というか長衣?)がハンガーにかけてあったり、秀頼登場のシーンで使われる大きな花が置いてあったりと、ファンとしてはいちいち「きゃあ!」と思ってしまいました。バックステージツアー楽しい・・・。


今年の舞台の感想です。


・美女丸登場で一小節ずつ歌い上げる美女丸・勘兵衛に向かって飛猿が「そういうことは帝国劇場のSHOCKでやってくれ!」と(笑)。客席大ウケ。
・うきはの髪型が昨年と変更。編み込んで耳から上を縛り後ろは垂らしてエクステ付き。
・衣装は去年と同じ
・なち の衣装は絶対去年のほうが良かったわ!斗真と入れ替わった後のダミーのヅラがなんと去年と同じだったことにえらく衝撃を受けました。こ、今年の髪型でヅラくらいつくってあげようよ・・・・・・
・美女丸の衣装は昨年の紫から白地に黒い模様のゆったりしたシルエットのものに変更
・赤坂勘兵衛さまはヅラではなく地毛をボリューミーにセットして、化粧も濃かった。飛猿と同系のメイク。
・アドリブは昨年と同じ部分で同じような感じ。
・あずみを助けに来る斗真がフライング・・・ていうか縄梯子で3階から降りてきた。
・一幕でも泣く。
・二幕では更に泣く。
・秀頼自害のシーンはやっぱり今年も号泣でした。わーん
・勘兵衛さまとの最後の桜のシーンは去年のほうが良かったなあ。
・的場さん良すぎたもの。やっぱり。
・赤坂さんの勘兵衛は悪くは無いんだけれど、クライマックスでの説得力という意味では合っていない。仲間を全て失ったあずみが傾倒し頼みにするにはいくらなんでも若くて感情的な気がするんですよ赤坂勘兵衛さまは。的場さんのときの 武士としての渋みのような説得力が薄かった。
・殺陣は綺麗に決まってて立ち姿もスタイル良くて素敵なんですけどね。
・やっぱり初演は神だった。てことかしら。
・涼風まよさんの声はよく通るなあ。小声のシーンでもはっきりと聞き取れるし、どんなに張っても全く枯れていなくてすごい。さすがです。メイサたんとハセの声が枯れまくりなので余計涼風さんの美声が際立つ。
・でも美女丸の殺陣はやっぱりちょっとびみょー。
・斗真の殺陣は重さは無いけれどあの軽さと型の無い感じがかえって刺客っぽい。
・カーテンコールで斗真がフライングしながら左手に握ってた花吹雪を吹き散らしたーー!
・ちょっと・・・格好良過ぎて鼻血出そう・・・・・・・・
・お馬さんでパッカパッカ駆け出してきてニコッとするハセの馬鹿殿っぷりも愛しい!
・共演者をバッサバッサと斬り捨てて紹介してるメイサたんーーーかわいいしかっこいいしもう大好き!
・カーテンコール3回あった?いや、4回かな?どっちだっけ・・・スタオベしました。
・メイサたんを中心に斗真・ハセの3人で一歩前に出てお辞儀をするところがあったのですが、胸が熱くなる光景です。
・若者達の輝きこそがあの舞台の力だよなあ。
・斗真とメイサたん付き合っちゃえばいいのに!いや、もう結婚しろ!してしまえ!と友人と酒を飲みながら熱く語り合いました。

*1:客席一階部分

*2:演出脚本岡村氏の所属事務所(?)

*3:例・黒子

*4:明治座は三階部分が舞台・客席一階部分にあたります