carmine跡地

はてダの跡地です

言葉の力

何が本当で何がうそかなんて、本当のところはわかんない。でも、大好きな人が私たちをまっすぐ見て発した言葉を、しっかりと信じてもいいんじゃないかな。彼を、五人を私は信じていますよ。
私は、彼の熱愛報道がどうとかで幻滅したり傷ついたりするほど彼のことが個人的に大好きってわけじゃない。けど、オープニング1曲目のエビバデのイントロで彼が「なんにも心配しないでついてこいよ!」*1と叫んだ瞬間、自分でもびっくりするほど「きゃああああああああ!ついてくー!!!!」ってなった。
なんだろうなーなんて言ったらいいのかなー、……うーん。嵐は、最高のアイドルだって思います。あの子たちは私たちを受けとめる覚悟があるんだね。私たちと向き合ってるんだ。逃げとかじゃなくて、なにもかもひっくるめて全部背負ってくれる。軽々と。コンサートを、100パーセント楽しい時間として提供してくれる。コンサートに来てくれたお客さん・ファンの皆に悲しい思いをさせない。もやっとした気持ちのまま引きずらない。引きずったまま進めて、途中のMCで触れて、じゃなく、出てきた瞬間彼が叫んだ。嫌なこと全部忘れて楽しんでもらいたい。笑顔で帰路についてほしい。冗談じゃないぜ楽しもうぜ。…そういう彼らの気持ちが伝わってきた。彼以外、その話題に触れた人はいなかった。MCでも誰も茶化したりネタにしたりしなかった。彼らは彼らのステージをただ純粋に楽しませてくれた。
彼のあの報道に傷つかなかったって言うのは違うんだろうな。私はやっぱりちょっと傷ついていたわけで。こんなツアー真っ最中で、しかも私明日見に行くのに、他にも個人的に嫌なことが立て続けに起こった一日に私はうんざりしていたわけで。ああ、明日どんなコンサートを見せてくれるわけ?一万人の前にどんな様子で出てくるの?と、斜に構えた気持ちになってたね、今考えると。そういう部分が多少はありました。いつもとはちょっと違う心境ではあったわけです。最近の出来婚ブームにアイドルの限界を感じた絶望感と言ってもいいかもしれない。そんな私のマイナス感情は、彼の第一声でふっとんだ。あの瞬間の割れんばかりの歓声は忘れられない。彼らの魔法はあまりに鮮やかだ。
私たちは幸せだ。

*1:細かいニュアンス違ったらごめんなさい。