新しい風

今年のメインキャストやっぱすごく好きだなあ。
アキヤマというキャラクターがいないことで、全体の印象が一枚岩に感じるのかもしれない。ヤラやヨネハナ、M.A.D.の舞台人としての成長と今年のカンパニーの雰囲気がうまく合致しているというか。多分、アキヤマが抜けたのが例えば３年前だったらこうはなっていないと思う。コウイチの言動はより唐突で極論にしか映らなかったんじゃないかな。以前はアキヤマという狂言回し的位置付けのキャラクターを介することでコウイチのキャラクターも和らぎ、カンパニーを繋いでいたように思う。でも、今年「オオクラ」というキャラクターを新たに迎え、カンパニーの構成も変わった。コウイチのキャラクターは今全く浮いてない。アキヤマという繋ぎ役はもうこのカンパニーには必要ではないんだなあとしみじみ思った。コシオカ・タツミ・フクダ・マツザキ*1ももう背景ではない。カンパニーにとってコウイチは孤高の存在ではなく、仲間だ。コウイチとカンパニーの話、ではなくて、カンパニーの話…まっとうな群像劇として受け取っています。その群像劇に唯一無二の舞台としての輝きをプラスしているのがやっぱり堂本光一というひとの存在感なのかなあ。
私にとって座長は年々魅力的になってゆくのです。初めてSHOCKを観たとき、私は単純に度肝を抜かれてとにかくテンション上がりっぱなしでお目目キラキラさせて夢中。すげー！すげーーー！なにこの世界！すげーーー！って。初年度はそればっかりだったな。それがEndlessに変わり、毎年感動が深くなってる。座長が非現実的なキャラではなくてとても人間的になってきたからこそ…コウイチという人物がどんどん魅力的になっているからこそ、心に訴えてくるのかもしれない。もちろん、そういう座長の姿を見ていると年々好き度数が上がっちゃうから余計感情移入してしまうという理由もあるけど。毎年観ることでそういう変化を感じ取れることは幸せなことだと思います。

*1:彼らの役名表記はこれでいいんだろうか。