carmine跡地

はてダの跡地です

雪組ロミオとジュリエット

この週末に、「もう我慢してられん!あそぶ!!」って、宝塚の公演を観に行きました。有楽町で降りて、すこし遠回りして、帝劇を見て。ぎゅっとしたけど、その後友達ときゃあきゃあお茶してそして宝塚の舞台を楽しみました。やっぱり素晴らしいな、きらきらした夢の世界で超楽しい!って思って観てました。演目は、ロミオとジュリエット。新生雪組のお披露目公演でございます。ロミジュリか…あの日ろみたんには会えなかったのだよな…ああ幻の二幕…って、まあちょっと思いながら観に行ったのは許してほしいわけだけども。観ている最中はもちろんそんなことは忘れてどっぷり浸って観てました。演出も台詞も宝塚版だしね。だけど、自分でもびっくりしたんだけど、ろみたんが勘違いして服毒自殺しちゃってその直後に目覚めたジュリエットが後を追うあの場面に差しかかったら、泣いてる自分がいた。台詞の訳も演出も違うのが余計思い出させたのでした。桂ちゃん*1の死に顔が綺麗で、そしたらこーちゃんの綺麗なろみたんを思い出して、ジワ〜っと。って私アホか!と気持ちを戻して舞台に集中しましたけど、ああ私やっぱり悲しいんだな、って改めて思いました。そしてフィナーレの最中に、揺れました。後から知った震度は3。グラグラっと揺れ出して、客席がざわつく。少し長かったように思います。その日はそれまで余震が殆ど無かった(感じなかった)こともあるのですが、身体が硬直しましたよ。劇場の、客席。あの日と状況がオーバーラップした。端から見て私相当動揺してたと思います。席の下に置いていた荷物を掴んでコートを持ち、前の席の背に掴まった。通路側じゃなかったので立ち上がりはしなかったけど。でもどうしよう怖いここから出たいロビーに出たい、って震えながら思った。あーこりゃいかんわ。思いの他トラウマだわ。揺れは幸いすぐにおさまり、掴んでいた荷物は離し ええいこれは手拍子してないとやってられん!キラキラで落ち着かせてください桂ちゃん!!と、羽根背負って銀橋に出てきてた桂ちゃん*2に手拍子手拍子、拍手喝采。あああ怖かったよーでも舞台の上の煌めきに心を落ち着けてもらいました。しかし揺れてる最中と恐怖で動揺してる最中のことあんまり覚えてない。ああエトワールが歌ってる、と思った記憶はあるんだけどどんなソロだったのかも覚えてないもんなあ。エメ歌ってたのかな全く記憶に無く…申し訳。はー…あまりに怖かったんでいろいろ考えちゃったよ。もしSHOCKが中止になってなくてこういう状況になったら私叫び声上げるレベルで動揺してたかもしれないよね、こんなことくらいでここまで震えるとか。一度目よりも、恐怖を知ってしまってからの二度目のほうが、とても怖い。
さて、新生雪組は、桂ちゃんは私好みの男役さんでは無いのですが、ロミオにぴったり!若々しい雰囲気とか、マイナー調ではなくとにかく優しく朗らかで、すこし馬鹿なところ。歌もとても上手で、良い演目を見たなあ。堪能させていただきました。
ジュリエット役のあみちゃんは…まあいろいろとある娘役さんですが、何が魅力なのか最後までわからず。べつにダメダメっていうわけじゃないんだけど、特筆すべきほど歌がうまいわけでもなく演技に引き込まれるわけでもなく唸るような美形なわけでもなく。超若いので桂ちゃんと並ぶと子供みたいでバランス悪いしなあ。ここまでも抜擢をされる理由がよくわかんなかったよ。。。なんだろう。不思議なことがあるんだなーヅカって。ジャニでそういうことがあるとじゃにさんのスペオキ☆的な理解をしますが(笑)、そういうようなものかな。しかし一緒の回を観劇した友人によるとこの一週間前くらいのミミちゃんの回を観たときはジュリエットだけではなく全てが首をかしげる出来だったそうで、それと比べると別の組みたいにまとまってた!らしいです。この組大丈夫かなって思ってたんだけど今日来て良かったーホッとしたーって言ってました。うん、舞台ってそうやって一回一回違うから、面白いよね。これからどんな組になっていくのか楽しみです。
ともかく、無事の千穐楽おめでとうございました。何事も無く幕が下りてほんとうに良かったです。素敵な舞台を観せていただけて幸せでした。うん。舞台を楽しめる幸せをしみじみと感じた。電車に乗って劇場に向かい、お茶をして、舞台を楽しみ、笑顔で劇場を出てそして電車に乗って帰宅する…今まで当たり前のように享受してきた時間がとても贅沢で幸せな時間だったのだと初めて実感を伴って理解しました。なにもかもが当たり前ではないのだ、と。


あ、ゆうひさんのヴァレンチノ日本青年館中止だそうですねorz 楽しみにしてたのにorz

*1:新しい雪組トップ!

*2:気付いたら中央にいたよ…