carmine跡地

はてダの跡地です

茅田砂胡「天使たちの華劇」

昨日購入し昨日読了。
もうこのシリーズはストーリーを楽しむというよりはキャラ萌えが全てに成り下がっているのでたいして期待もせず読み始めましたが、期待しないくらいのテンションなのがちょうどいい。期待をしていないので普通に楽しく読めました。
ラストの短編でリィが「あの」緑のドレスを着るシーン、物語の質だとかそんなものすっ飛ばして非常に感慨深かったです。ああ、やっぱ私は王妃が好きだなぁ。頭の中では沖氏のイラストで読んでました。ウォル・・・(涙)
デルフィニアを読み始めてからすでに12年!12年も経ってるのか!!
小野不由美を読み始めてからは15年・・・十二国はもう12年。信じたくない。笑
私のラノベとの出会いは新井素子の「星へ行く船」でした。子供向けの本はもうめぼしいものは読みつくして大人向けの字の細かい本に手を出しつつあった私に 親が「字が小さいけど読みやすそうな本」として図書館で借りてきてくれたのが「星へ行く船」でした。そこで初めてライトノベルという存在を知り、それ以降コバルトやティーンズハートやらばかり読むようになり、親は自分がきっかけを作ってしまったことを相当後悔してましたよ。ラノベや漫画は毒、と考えている節のある人ですので。自分の娘が急速にオタク化していくことが不安だったのでしょう。笑
ラノベ読みとしては半引退状態なんですが(この5年で新しく手を出したものと言えばマリみて流血女神伝だけだ。)、一言・・・一言だけ言わせてくれ。



赤いモルダウって一体なんなのさーーー!



私は圧倒的に鈴影聖樹支持派なのでマリナと銀バラが合体した挙句マリナシリーズ側からの視点に切り替わったことに抵抗を感じ続け(イラスト交替も嫌だったなぁ。高河 ゆんって小説の挿絵に絶対向いて無いと思うの。)、あの尻切れトンボのシリーズは立ち読みで済ませていたのですが、それでも覚えているあのラスト。「赤いモルダウか!」・・・ここで、終わりですよ。あんまりだ。
今でもこうやって時々思い出すとやるせない気持ちになります。赤いモルダウって何なのよ。